世の中に、結婚されない方やお子様のおられない方はおられる。
しかし、この世の中に「産んでくれた母親がいない」という人は
存在しない。
他に言えば、人間は必ず死ぬ、という事実と同じくらい平等である。
今日は世の中をどれだけのカーネーションやバラの花がゆきかったことだろう。
私の友人たちもお子さんが結婚し、今年からミニ薔薇の鉢植えが届いた。
わが家は、三男からカーネーションだった。
私の場合、12年前のある朝、長男からカーネーションが送られてきて、お礼の電話をしたら
通じなくて、留守電をいれた。
それが長男との最期で、数日後に息子は事故で亡くなった。
母の日もカーネーションも私にとってはつらい日、つらい花だ。
でも三男にはさりげなく「ありがとう」とラインを送った。
世の中は、しゃべり放題の電話かラインの時代になった。
ラインを嫌っていた私だが、今では大変重宝していて、世の中が広くなった
感じである。