連載から解放されてニケ月。
すっかり忘れていたある日。
山梨日々新聞社の出版部から、本を出したいとお話をいただいた。
局長みずから「たくさんの方に読んでもらいたいと思い続けていた」と
わざわざ足を運んでくださった。
たしかに、埋もれて忘れられるのはもったいないぐらいに。
時間とお金がかかっている。
3年間、土曜日の夜と日曜日をつぶした。努力の賜物なのだ。
器用じゃない上に忙しい、医師なのでいい加減なことも書けない、けっこう大変だったのだ。
(友人のコーチにスカイプでしゃべりながら、それを自分でパソコンに
書いていくという作業を続けた。原稿料を超えるその持ち出しが3年で150万円である。
何回もしゃべっては書き直し続け、なおし続けたのだ。)
喜んでお受けした。
しかしまた作業が始まった。
本となると、さらにチェックが必要だ。
ドライブや散歩に行ける前にまた、スタバか。
それにしても、スタバって図書館か?
全員が、パソコンか教科書を開いている。
座る場所もないくらいだった。
あちこちカフェを物色したが、ランチを食べずに居座ることは気がひける。
やっぱり私にはスタバしかないか。