今年の5月7日、5月19日、5月31日。
この日付はあることで共通しています。わかりますか?
答えは「午の日」です。午は「うま」と読み、お馬さんのことです。
今のカレンダーは数字が並んでいますが、
昔は十二支を使って日付を表しました。
今でも数字の端に十二支が表示されているカレンダーもあります。
「午の日は」12日に1回めぐってきます。
この時期、農家にとってはいつが「牛の日」かが気になります。
なぜでしょう。
5月も中旬になると、各地で田植えが始まります。
我が家でも田植えが終わりました。
田植えの時期は、農家は猫の手も借りたいほど忙しいのですが、
昔から「午の日」は田の仕事はしないというのが農家の風習です。
今でこそ、田の作業は機械ですが、昔は馬で耕しました。
その馬を休ませる日が、「午の日」だったのです。
「昔から、午の日に田植えすると、葬式の米になる」と言われてきました。
馬の代わりに機械が田の作業をする現代でもこの風習が語り伝えられ、
生きているんですね。
明日(19日)は「午の日」です。
仕事をしているふりをして、こっそり居眠りしていようかな。