チョコレートを食べる時、なつかしく浮かんでくるメロディーがある。
それはCMソングで、私が学生の頃しばたはつみが歌っていた。
曲名は「小さな瞳」という。
♪小さな瞳 夢見るチョコレート♪♪」ではじまる。
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それはもうすぐ高校3年になる2月頃だったと思う。
寒いけれど穏やかな小春日和の公園の片隅。
おしゃれな木製のベンチにいた。
隣には清楚な制服の女学生が
離れるでもなく、寄りそうでもなく。
「ねえ、○○くん、進路どうするの?」
「将来田舎の小さな病院に勤めて人助けをしようかと思っているんだ」
「だったら、私、その夢が叶うようにず~と支えてあげてもいいわよ」
男子生徒は手渡されたチョコレートの箱をなぞりながら
嬉しそうにその歌を口ずさみ始めた。
いつのまにか寄り添う二人
二人が歌う「小さな瞳」が夕焼けの空に響いていた。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
小さな瞳 夢見るチョコレート
昨日の海へ ふたりを連れて行く
海は青かった 太陽は燃えていた
君の肌は こんがりチョコレート
チョコレートを食べながら
明日のことを考えよう
夢を夢を 見させてね ○ッ○(メーカー名)
いつもいつも チョコレート ○ッ○♪♪
(曲・詞:浜口庫之助)
(最近非現実的な夢を見ることが多くなりました)